知っておきたい杖(ストック)の使い方

最近では、多くの方がストックやウォーキングステッキを活用しています。
ストックをうまく使いこなせば、格段に楽に歩くことができ、足の故障などを最小限に抑えることが出来ます。
特に登り下りの段差や急な下りでは、接地支点が増えるので安定感は増します。
但し、これに頼りすぎる人も多いようですので基本的な山の歩き方を理解した上での最大限の効果を発揮できるように利用していただきたいです。(※歩き方は別パージ山の歩き方を参考にしてください)

三点確保のために杖を活用する

”三点確保”という言葉を聞いたことがありますか?
雨の日や雨の後はもちろん、晴れていてもぬかる道や、小石がいっぱいのザレ道など滑りやすい道もあるのが山道です。
普通に二本足で歩くのは“二点確保”岩登りなど両手を使って踏ん張れば“四点確保”です。
三点確保とは普通の歩行で杖を使えば三点に。
つまり、二本の足と杖で三点確保すれば、より安定性が高まるわけです。

杖の長さを調節しよう!

せっかく杖を持っているのに、長さが適切でないケースがよくあります。
登りの時は上の斜面に杖を付くので短めに、下りに時は反対に長めに調節します。

「登りの場合」・・・腕を伸ばしたときに杖が地面に付く程度。
「下りの場合」・・・肘を軽く曲げて杖が地面に付く程度。

転ばぬ先の杖で、上手に活用しましょう。

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