水分補給について

登山中は、大量の汗をかきます。当然補給する必要があります。
体内の水分が不足すると体調を乱します。一気にがぶ飲みをするのもよくありませんが、無理に我慢したりせず、体が水分を欲しがったらこまめに水分を補給するようにしましょう。

では、体内の水分が不足するとどうなるでしょうか。
やがて、脱水症状になります。脱水症状とは、汗と一緒に塩分が体外に出て体内のミネラルバランスが乱れ、様々な障害を引き起こすことです。
自覚症状としては、最初にのどが渇きを感じ、食欲がなくなったり、疲労感を感じます。
参考までに、体重の1.7%〜3.3%の脱水で血液の濃縮が始まり、4%では呼吸困難に陥ってしまいます。
体重60Kgの人なら2.4Kgの脱水で動けなくなってしまいます。

脱水症状が進むと熱中症や熱疲労などを引き起こすこともあります。熱中症や熱疲労になると眠気やめまい、頭痛を覚え、脈拍数や呼吸数も増加していきます。十分に体調管理を行って下さい。

効果的な水分補給の仕方としまして、まず歩き始める前に、250ml〜500ml程度の水分を補給し体内に水を蓄えておくといいでしょう。
また、登山中は10〜15分おきに少しずつ摂るのがいいでしょう。さらに、汗と一緒にミネラルも体外に出てしまっているので、スポーツドリンクなどを取るのも良いと思います。
いずれにしても、のどの渇きを感じたときには、すぐに体の水分不足が始まっていますので、登山中は定期的に飲むようにしましょう。

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